MCP 連携について
MakeBuilding Pro は v5.5.0 から MCP (Model Context Protocol) サーバー をバンドルしています (現行: v0.5.0 / MakeBuilding Pro v5.9.0 同梱)。これにより、Claude Desktop / Cursor / Cline などの AI アシスタントから、.mbp.json ファイル (BuildingData) を 直接読み書き できるようになります。
⚠️ MCP サーバーは Experimental (β) 機能扱いです。
何ができるか
MCP クライアントから、自然言語で BuildingData を操作できます。
「
office_5F.mbp.jsonを開いて、2 階の SC_400x400 柱を全部 SC_500x500 に置換して」「3 階に X1-Y1 で柱を追加 (Type_ID: SC_400x400) して保存して」
「X4-Y1 の交点を東へ 500mm 動かして敷地境界に沿わせて」
「validate を実行して、修復可能なエラーを自動修正して」
AI は 51 個の MCP Tools (Read: 26 + Write: 25) を自動的に組み合わせて作業を行います。ツールの一覧と各ツールの説明は MCP API 仕様 を参照してください。
アーキテクチャ概要
┌──────────────────┐
│ Claude Desktop / │
│ Cursor / Cline │
└─────────┬─────────┘
│ JSON-RPC over stdio
▼
┌──────────────────┐
│ mbp-mcp-server.exe │ ← Yak で MakeBuilding Pro と一緒に配置
│ (Node.js bundled) │
└─────────┬─────────┘
│ File I/O (with file lock)
▼
┌──────────────────┐
│ *.mbp.json files │
└──────────────────┘
▲
│ 同じファイルを編集
┌──────────────────┐
│ Grasshopper + │
│ MakeBuilding Pro │
└──────────────────┘- AI クライアントが MCP サーバーをサブプロセスとして起動
- MCP サーバーは BuildingData v5 スキーマに従って
.mbp.jsonを編集 - 同時編集回避のためのファイルロック (
proper-lockfile) + GH 編集中ロック (.gh-editingファイル) を実装
配布形態
| 配布形態 | 対象 | 推奨度 |
|---|---|---|
| バンドル版 .exe (Yak 同梱) | 一般ユーザー、設計者 | ✅ 推奨 (Node.js 不要) |
| Source build (npm) | 開発者、カスタマイズしたい上級者 | △ |
詳細: MCP セットアップガイド
安全機構
| Layer | 内容 |
|---|---|
| Layer 1: 書込み opt-in | デフォルトは read-only。MBP_WRITE_ENABLED=true で初めて書込み有効化 |
| Layer 2: サンドボックス | MBP_ROOT で許可ディレクトリを限定。配下外へは read / write 拒否 |
| Layer 3: ファイルロック | proper-lockfile で同時編集を防止。デフォルトタイムアウト 5 秒 |
| Layer 4: Grasshopper 連携ロック | GH 側がファイル編集中は .gh-editing マーカーで MCP 側を待たせる |
| Layer 5: Undo Stack | プロセス内に直近 N 操作を保持。undo ツールで巻き戻し |
| Layer 6: バックアップ | 書込み前に .bak を最大 3 世代保持 |
バージョン沿革
| サーバー版 | 同梱プラグイン版 | ツール数 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| v0.3.0 | v5.5.0 | 48 (Read 25 + Write 23) | β リリース — .exe バンドル + Write tools 一式 + GH 編集ロック |
| v0.4.0 | v5.7.0 | 50 (Read 26 + Write 24) | set_bay_void (ベイ欠き取り) + get_approval_stats (承認統計) |
| v0.5.0 | v5.9.0 | 51 (Read 26 + Write 25) | set_grid_node_offset (グリッド交点移動) + get_grids の nodes 拡張 |
| v0.5.1 (現在) | v5.10.0 | 51 (Read 26 + Write 25) | set_grid_node_offset の説明を v5.10.0 仕様に更新 (V-N10 面ゲート撤去 — 床面部材が移動交点に追随。ツール挙動・スキーマは不変) |
今後の候補 (時期未定): 設定ファイル自動更新 (Auto-Config)、C# 製 MCP SDK への移行検討 (単一プロセス化)。
関連ドキュメント
- MCP API 仕様 — 51 ツールの一覧と共通挙動
- MCP セットアップガイド — 詳細なインストール手順
- GH 編集モード協調ロック契約 — Grasshopper 連携時のロックプロトコル
- AI 機能利用規約 — AI 編集の責任分界と注意点
- EULA — ソフトウェア利用許諾契約
更新履歴
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026-07-14 | v0.5.0 (MakeBuilding Pro v5.9.0 同梱) に更新 — ツール数 48 → 51、バージョン沿革を新設、ロードマップ表記を実績ベースに置換 |
| 2026-05-31 | 初版 (v5.5.0 / 48 ツール) |