I02. CSV Import
概要
CSV形式から建物データをインポートするコンポーネントです。 フォルダにまとめたセクション別のCSVファイル群から建物データを読み込み、BuildingDataオブジェクトとして出力します。
- グループ: 1. Import & Generate
- ニックネーム:
CSV Imp
機能
- フォルダ内の複数CSVファイルからのデータ読み込み
- ファイル検証とエラー報告
- トリガー式の読み込み(Importパラメータ)
- 詳細な読み込み結果のレポート
Grid_Nodes.csv(交点オフセット)の読み込み(v5.9.0)
入力パラメータ
| パラメータ名 | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
| Folder (F) | Text | - | CSVファイルが格納されたフォルダパス |
| Import (I) | Boolean | false | Trueに設定すると読み込み実行 |
出力パラメータ
| パラメータ名 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| Data (D) | Generic | BuildingDataオブジェクト |
| Origin (O) | Point | 原点座標(Global設定から生成) |
| Success (S) | Boolean | 読み込み成功フラグ |
| Info (I) | Text | 読み込んだデータの情報(要素数など) |
CSVファイル構成
セクション(Global / Grids / Levels / Catalog_* / Layout_* / Structural_Plan など)ごとに 1ファイルの構成です。E02 CSV Export が出力するフォルダをそのまま読み込めます。
必須ファイル(欠けると検証エラー)
- Global.csv - グローバル設定
- Grids.csv - グリッド線データ
- Levels.csv - レベル(階高)データ
- Catalog_Column.csv - 柱カタログ
- Catalog_MainBeam.csv - 大梁カタログ
- Catalog_SecondaryBeam.csv - 小梁カタログ
- Structural_Plan.csv - 構造伏図設定
任意ファイル(無ければ空として読み込み)
- Catalog_Wall.csv / Catalog_Slab.csv / Catalog_Brace.csv / Catalog_Post.csv / Catalog_Material.csv など各カタログ
- Layout_Column.csv / Layout_MainBeam.csv / Layout_SecondaryBeam.csv / Layout_Wall.csv / Layout_Slab.csv / Layout_Brace.csv / Layout_CantileverBeam.csv / Layout_CantileverSlab.csv など各レイアウト
- 基礎・杭・開口・荷重系の Catalog_* / Layout_* 各ファイル
- Grid_Nodes.csv(v5.9.0) - 交点オフセット(列: X_Label / Y_Label / Offset_X / Offset_Y / Notes)。 ファイルが無い旧データは空リスト(=全交点が名目位置)として読み込まれます
使用方法
基本的な使い方
- CSVファイルをすべて1つのフォルダに配置
- Folderパラメータにフォルダパスを接続
- Importパラメータをtrueに設定
- 読み込みが実行され、結果がInfoに表示される
CSV形式の例
Grids.csv
csv
Axis,Label,Span
X,X1,0
X,X2,6000
Y,Y1,0
Y,Y2,8000Span は前の通りからの相対距離です。絶対座標(Distance)はファイルに保存されず、読み込み時に自動復元されます。
Grid_Nodes.csv(v5.9.0)
csv
X_Label,Y_Label,Offset_X,Offset_Y,Notes
X2,Y2,0,300,敷地境界なりCSV vs Excel
CSVのメリット
- ✅ ファイルロックの問題がない
- ✅ テキストエディタで編集可能
- ✅ バージョン管理(Git)に適している
- ✅ プログラムから生成しやすい
CSVのデメリット
- ❌ 多数のファイルを管理する必要がある
- ❌ Excelのような視覚的編集ができない
- ❌ データ型の保持が不完全
使い分け
- Excel: 手動でデータを編集する場合
- CSV: プログラムから自動生成する場合、バージョン管理する場合
パフォーマンス
読み込み速度
- 小規模(50要素以下): < 0.5秒
- 中規模(500要素): 0.5-2秒
- 大規模(5000要素): 2-8秒
CSV形式はExcelよりも高速です。
関連コンポーネント
- I01. Excel Import - Excelファイルからのインポート
- I03. JSON Import - JSONファイルからのインポート
- E02. CSV Export - CSVファイルへのエクスポート
- D01. UI Data Editor - データの編集
注意事項
- すべてのCSVファイルはUTF-8エンコーディングで保存
- 数値は小数点に
.(ドット)を使用 - 空白行は無視される
- ヘッダー行(1行目)は必須
トラブルシューティング
Q: "Required file not found" エラーが出る
A: 必須ファイル(Global.csv / Grids.csv / Levels.csv / Catalog_Column.csv / Catalog_MainBeam.csv / Catalog_SecondaryBeam.csv / Structural_Plan.csv)が揃っているか確認してください。ファイル名は大文字小文字を区別します。
Q: 数値が正しく読み込まれない
A: 小数点は.(ドット)を使用してください。,(カンマ)は使用できません。
Q: 文字化けする
A: CSVファイルをUTF-8エンコーディングで保存してください。
Q: Importをtrueにしても何も起こらない
A: Folderパスが正しいか確認してください。また、Infoパラメータを接続してエラーメッセージを確認してください。
v5.5.0 アップデート
| 反映項目 | 説明 |
|---|---|
| v5.5.0 schema 全面対応 | Justification / Revit_Family_Type / Design_Phase / Slab_On_Beam / Restraint_Code / End_Release_*_Code を read / write 両対応 |
| 後方互換 | v5.0.x / v5.2.x / v5.3.x データを自動マイグレーション (欠落フィールドは default 補完) |
| テンプレート | Excel テンプレ MakeBuildingPro_Template_Metric_v5.5.0.xlsx (同梱、Embedded リソース) を Excel Import 時に参照 |
| ラウンドトリップ | .mbp.json ↔ .xlsx ↔ CSV フォルダ形式 で無損失ラウンドトリップ可。Notes / CustomProperties も保持 |
更新履歴
- v5.9.0:
Grid_Nodes.csv(交点オフセット)の読み込みに対応(ファイルが無い旧データ=空リスト=全交点が名目位置) - v5.7.0: 変更なし(スキーマは 5.5.0 のまま。
Is_Void等の既存フィールドを透過的に読み込み)