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MakeBuilding Pro ドキュメント ​

概要 ​

MakeBuilding Pro は、Grasshopper for Rhino 3D で動作する建築構造モデル生成プラグインです。Excel / CSV / JSON からの建物データ I/O、3D モデル自動生成、構造解析モデル、2D 図面生成を核に、v5.5.0 で AI 生成・MCP サーバー連携・Speckle / ST-Bridge Export、v5.7.0 で欠き取り(Is_Void)による非整形平面(L字・セットバック)、v5.9.0 で Grid_Nodes(グリッド交点の移動)、v5.10.0 で床面部材の交点移動追随(quad 化)、v5.11.0 で Layout Editor の GUI 全面刷新、v5.12.0 で孫梁の直接編集と孫梁・基礎の数量計上 が追加されています。

Food4Rhino / MakeBuilding Pro

コンセプト ​

コア・バリュー

"Lightweight BIM for Computational Design" (コンピュテーショナル・デザインのための、軽量な BIM)

コンセプト

重厚長大な BIM ソフトを立ち上げる前の「初期検討フェーズ」において、Grasshopper の柔軟性と BIM のデータ管理能力を融合させる、建築家とエンジニアのための「データ駆動型」の建築モデリングツール。

コンセプト

v5.12.0 で何が新しいか ​

孫梁(TertiaryBeam)のファーストクラス化 — 最後まで View Only だった孫梁が Layout Editor で直接編集できるようになりました(残る View Only はスラブ開口のみ)。親小梁とスパンをドロップダウンで選ぶか、伏図プレビューのストリップをクリックするだけで配置先が決まり(青ハイライト)、親参照(Parent_Instance_ID)は自動設定されます。最終スラブ(Division+1 枚目)にも配置可能です。数量ダッシュボードには孫梁(小梁と同じ計上規約・交点移動区画は実長)と基礎系4種(独立・布・べた・杭)が加わり、孫梁が乗る親スラブは計上除外されるため床面積の合計が常に区画実面積と一致します。Data Viewer の Members ツリーは全レイアウトカテゴリを網羅し、孤立柱チェック(V-VOID-3)は基礎に支持される柱を警告しなくなりました。スキーマは 5.9.0 のまま変更ありません。

v5.11.0 で何が新しいか ​

Layout Editor の GUI 全面刷新 — メニューバー(File / Edit / View / Mode / Tools / Help)とキーボードショートカット(F1 で一覧表示)、色とカーソルで直感的に分かる Create / Edit モード、右下に常時表示の Apply / Undo バーを備えた新 GUI になりました。小梁の入力は既定 5 項目+「Span Details…」表(スパン別の縦積み入力欄 最大 40 超を置換。Division 変更で自動リサイズ・縮小しても値が消えません)に整理されています。荷重(Point / Line Load)の 2D プレビューと配置時の Range 検証、基礎・杭の配置スナップと軸組図表示、構造解析モデル(S02)への基礎・杭シンボル表示(表示専用・出力ピン 2 本追加)も加わりました。数量表では分割スラブの Trailing(Division+1 枚目)が計上されるようになり、実床と枚数・面積が一致します。スキーマは 5.9.0 のまま変更ありません。

v5.10.0 で何が新しいか ​

床面部材の交点移動追随(Grid_Nodes の面対応) — v5.9.0 で保留されていた床面部材(小梁・孫梁・スラブ・片持ちスラブ・べた基礎・スラブ開口)が交点移動(Grid_Nodes)に追随し、移動区画は実 4 隅の四辺形(quad)として生成されます。「外周を折る・斜めにする」が床込みで実用になりました。伏図・ST-Bridge / IFC / Speckle 出力・数量・Layout Editor の 2D 表示も追随します。v5.9.0 の V-N10 面ゲート(Error)は撤去され、極端に歪んだ区画は V-Q 群(Warning)が通知します(V01. Validator 参照)。交点移動未使用のファイルは従来と完全互換(バイト同一出力)で、スキーマも 5.9.0 のまま変更ありません。

v5.9.0 で何が新しいか ​

Grid_Nodes(グリッド交点の移動) — 微非整形プランの制御プリミティブです。任意のグリッド交点 (内部交点を含む)を水平移動でき、通り芯は移動後の交点を結ぶ折れ線として導出されます (敷地境界なりの外周・折れ / 斜め通り・柱芯の個別調整)。柱・梁・壁・解析節点・図面・ ST-Bridge / IFC / Speckle 出力が自動追随します。Grids Editor の「交点移動」タブで 交点をクリックして直感的に編集できます。詳細: BuildingData JSON Schema / 未使用ファイルは従来と完全互換(バイト同一出力)。

v5.7.0 で何が新しいか ​

非整形平面 Phase 1(欠き取り = Is_Void 方式) — 直交グリッドのまま、L字・セットバック・多棟状平面を「テンプレート生成 → ベイ単位の削り込み」で表現できます。レコードは削除せず Is_Void=true を設定するだけなので、差分・承認・復元(欠きの取り消し)が最小差分で成立します(スキーマ変更なし)。

  • cut: 構文(Generate Building Information / I04) — 建物定義の末尾に cut:<N|S|E|W|NE|NW|SE|SW> <W>x<H>[@<N>F|@<N>F+] を追加すると、生成と同時に欠き取りを宣言できます(例: Office, 5F, 4x3, cut:NE 1x1 で L字、cut:N 4x1@3F+ でセットバック)。詳細: BuildingDefinition Syntax
  • ベイ欠き取りトグル(Layout Editor / D04) — ベイの右クリック「このベイを欠く / 戻す」。欠いたベイは斜線ハッチで淡色表示され、1 回の Undo で復元できます
  • void 整合検証(V-VOID-1〜4 / V-OFF-1〜3) — 支持を失った床区画・空中柱・過大な平面オフセット等を検出。人の編集にも AI 生成にも同じルールが適用されます
  • 指標計測 v0 — Diff & Approval の承認 / 棄却件数を集計する MCP ツール get_approval_stats と diff_metrics.tsv ログ(プロンプト本文・部材値は記録しません)

v5.5.0 で何が新しいか ​

スキーマ拡張 ​

  • Justification (Top / Center / Bottom) — 梁・ブレースの断面配置基準
  • Revit_Family_Type — 12 カタログ種別で Revit 連携用ファミリタイプ指定
  • Design_Phase — Building_Metadata に設計フェーズ enum (Schematic / DD / CD / Construction)
  • Slab_On_Beam 整合性ルール

AI 連携 ​

  • AI Building Generator (Comp_I06) — 自然言語プロンプトから BuildingData を自動生成 (OpenAI / Anthropic / Gemini)
  • Diff & Approval (Comp_I09) — AI 生成内容を per-field で承認する Git ライクな UI (旧 AnalyticalMerge を置換)
  • MCP サーバー同梱 (Experimental) — Claude Desktop / Cursor / Cline から直接 .mbp.json を読み書き

詳細: MCP 連携について / AI 機能 利用規約

Speckle 統合 ​

  • Speckle 一方向 Export (Comp_E06) — 全部材カテゴリを個別 DataObject 化、parent_instance_id で親子関係追跡
  • Speckle Import は退避 (Excel / JSON / CSV ラウンドトリップで代替)

構造解析連携 ​

  • STBridge Exporter (Comp_E07) — MBP → STB → SS7 / SEIN / SNAP / Midas への一方向書き出し

配布・運用 ​

  • Rhino Package Manager (Yak) 配布 — mbp-mcp-server.exe 同梱で Node.js インストール不要
  • Grasshopper メニュー統合 — メインメニューに「MakeBuildingPro」追加 (Welcome / AI Setup / MCP Setup / Docs / Terms / License / About)
  • セキュリティ強化 — Gemini API キーを URL クエリではなくヘッダ送信に変更 (RC-12)

コンポーネント一覧 ​

ライセンス・セットアップ ​

インポート ​

エクスポート ​

データ編集・デバッグ ​

構造モデル生成・図面 ​

検証 ​

その他 ​

MCP 連携 (AI クライアント) ​

Claude Desktop / Cursor / Cline などの AI アシスタントから直接 .mbp.json ファイルを操作:

バージョン情報 ​

項目値
MakeBuilding Prov5.12.0
BuildingData スキーマv5.9.0(Grid_Nodes 使用時のみ刻印。未使用ファイルは 5.5.0 のまま完全互換)
MCP サーバーv0.5.1 (Experimental)
対応 RhinoRhino 8.9 以降
.NET.NET 8

ライセンスタイプ ​

  • Free 版: 基本機能 (各カテゴリ 50 要素まで)
  • Trial 版: 14 日間すべての機能
  • Pro 版: すべての機能を制限なく

詳細: ライセンス契約書 (EULA)

サポート ​

更新履歴 ​

バージョン変更内容
v5.12.0孫梁(TertiaryBeam)の直接編集(親選択ドロップダウン+プレビュークリック配置・最終スラブにも配置可・Span Details 表)。数量に孫梁と基礎系4種(独立・布・べた・杭)を計上、孫梁が乗る親スラブは計上除外(二重計上なし)。Data Viewer の Members が全カテゴリ網羅。孤立柱チェック(V-VOID-3)の基礎対応。スキーマ 5.9.0・MCP v0.5.1 のまま
v5.11.0Layout Editor GUI 全面刷新(メニューバー・ショートカット・直感モード・小梁 Span Details 表・右下 Apply/Undo バー)。荷重の 2D プレビューと Range 検証・基礎/杭の配置スナップと軸組図表示・S02 基礎/杭シンボル(表示専用)。数量の Trailing スラブ計上修正・Undo 対象 7 系統追加ほか従来バグ修正。スキーマ 5.9.0・MCP v0.5.1 のまま
v5.10.0床面部材(小梁・孫梁・スラブ・片持ちスラブ・べた基礎・開口)が Grid_Nodes に追随(実 4 隅の quad 生成・V-N10 撤去・V-Q 品質 lint・V-MF-1 マット基礎 1 ベイ制約)。スキーマは 5.9.0 のまま。MCP サーバー v0.5.1(説明更新のみ)
v5.9.0Grid_Nodes(グリッド交点の移動)を追加。MCP サーバー v0.5.0(set_grid_node_offset 等)
v5.7.0欠き取り(Is_Void)による非整形平面 — cut: 構文・ベイ欠き取りトグル・V-VOID / V-OFF 検証・指標計測 v0。MCP サーバー v0.4.0
v5.6.0ST-Bridge 出力を公式 2.0.2 スキーマ準拠に修正。Speckle をサテライト .gha に分離(本体は Speckle 無しでもロード可)。リボンを 7 グループに再編(D10 → L02 改称)
v5.5.0AI 生成(I06)・Diff & Approval(I09)・MCP サーバー同梱・Speckle / ST-Bridge Export・スキーマ 5.5.0