Generate Sections
概要
指定したグリッドラインの軸組図(断面図・立面図)を 2D ジオメトリとして生成するコンポーネントです。X 方向・Y 方向のグリッドをそれぞれ指定でき、出力は Bake Plans to Rhino コンポーネントで Rhino ドキュメントへ書き出せます。
- グループ: 4. Structure & Model
- ニックネーム:
Sections
機能
- 指定グリッドに沿った軸組図(柱・梁・ブレース・スラブ高さ)を 2D ジオメトリとして生成
- X 軸・Y 軸を個別に指定(複数グリッドを同時生成可)
- DataTree 形式でグリッドごとに整理された出力
- テキスト注記(グリッドラベル・階高・部材記号)の出力
- レイヤー名付きの
PlanLayerオブジェクトとして出力(Bake Plans to Rhinoに直接接続可) - X 断面は水平方向に、Y 断面はその上に配置
- void ベイでのスラブ線分割(v5.7.0〜)
- 交点移動(
Grid_Nodes)への部材位置の追随と注記表示(v5.9.0〜)
入力パラメータ
| パラメータ名 | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
| Data | Generic | — | 建物データオブジェクト(BuildingData) |
| SectionGridsX | Text (List) | —(省略可) | X 軸断面として出力するグリッドラベルのリスト(例:X1, X2) |
| SectionGridsY | Text (List) | —(省略可) | Y 軸断面として出力するグリッドラベルのリスト(例:Y1, Y2) |
出力パラメータ
| パラメータ名 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| Geometries | Geometry (Tree) | 軸組図の全ジオメトリ(線・矩形など)。グリッドごとにブランチ分け。 |
| Texts | Geometry (Tree) | テキスト注記エンティティ |
| TextContents | Text (Tree) | テキスト内容の文字列 |
| LayerNames | Text (Tree) | 各ジオメトリのレイヤー名 |
| SectionLayers | PlanLayer (List) | Bake Plans to Rhino への接続用レイヤー構造オブジェクト |
| Info | Text | 生成サマリー |
使用方法
基本的な使い方
Data端子にBuildingDataを接続する。SectionGridsXに X 軸の断面を取りたいグリッドラベルをPanelで入力する(例:X1)。SectionGridsYに Y 軸の断面を取りたいグリッドラベルを入力する(例:Y1)。SectionLayersを Bake Plans to Rhino のDrawings端子に接続する。Bake Plans to RhinoのBakeをtrueにすると Rhino ドキュメントへ書き出される。
グリッドの指定方法
複数グリッドを同時指定する場合は Panel に改行区切りで入力する:
X1
X2
X3または Grasshopper の Merge コンポーネントでリストを結合して接続する。
Generate Plans との組み合わせ
Generate Plans と Generate Sections の両出力を Merge してから Bake Plans to Rhino に渡すことで、平面図と軸組図を同時に書き出せる。
Generate Plans → (PlanLayers) ↘
Merge → Bake Plans to Rhino
Generate Sections → (SectionLayers) ↗欠き取り(Is_Void)の表現(v5.7.0〜)
Is_Void = trueの部材は描画されない- スラブ線は void ベイで分割される:非 void 床区画のカバレッジ区間を結合した線分列として描画されるため、欠けた範囲にはスラブ線が引かれない
- 独立基礎・杭の位置解決もグリッドシステム(
GetIntersection)経由に統一(他の部材と同じ座標解決)
交点移動(Grid_Nodes)への対応(v5.9.0〜)
- 部材位置が移動交点に追随します(グリッドラベル選択+
GetIntersectionによる座標解決) - 移動交点を含む通りの軸組図には、タイトル下に注記 「※ 節点移動あり(スパンは実寸と異なる)」 が表示されます
- 注記はコンポーネントの右クリックメニュー「節点移動の注記を表示 (Node offset notes)」で ON/OFF 可能(既定 ON。設定は GH ファイルに保存される)
- 寸法・通り芯位置は名目値のままです。初期共有図としての「近似図+注記」方針であり、折れた通りの厳密な展開図(正対図)は将来対応の候補です
関連コンポーネント
- Bake Plans to Rhino — 生成した軸組図を Rhino レイヤー構造で書き出す
- Generate Plans — 平面図を生成する(同じ
Bake Plans to Rhinoに接続可) - Build Model — 3D モデルを生成する
- Levels Editor — 軸組図に反映される階高を編集する
注意事項
SectionGridsXとSectionGridsYの少なくとも一方に有効なグリッドラベルを入力する必要がある。どちらも空の場合はエラーになる。- グリッドラベルは
GridsテーブルのLabelフィールド(例:X1,Y2)と完全一致する必要がある。大文字・小文字を区別する。 - 出力ジオメトリの配置座標(X 断面は左側、Y 断面は上側)は自動的に決定されるため、平面図と重なる場合は Rhino 側で移動して使用すること。
- Free版は X 断面 1 面・Y 断面 1 面までに制限される(超過分は警告付きで打ち切り。Pro版は無制限)。
トラブルシューティング
Q: 指定したグリッドの断面が出力されない
A: SectionGridsX / SectionGridsY に入力したグリッドラベルが Data.Grids の Label と一致しているか確認してください(例:x1 ではなく X1)。
Q: 断面図に梁が描画されない
A: Layout_MainBeam または Layout_SecondaryBeam に指定グリッドを通る部材が配置されているか確認してください。また、Is_Void = true になっていないか確認してください。
Q: 「※ 節点移動あり」の注記を非表示にしたい
A: コンポーネントを右クリックし「節点移動の注記を表示 (Node offset notes)」のチェックを外してください。設定はGHファイルに保存されます。
Q: Bake するとレイヤーが重複する
A: Bake Plans to Rhino の Delete Existing を true にすると、既存の同名レイヤーを削除してから書き出します。ただし既存のオブジェクトも削除されるため注意してください。
更新履歴
v5.9.0
- 部材位置が交点移動(
Grid_Nodes)に自動追随(ラベル選択+GetIntersectionによる座標解決) - 移動交点を含む通りの軸組図タイトル下に注記「※ 節点移動あり(スパンは実寸と異なる)」を表示。右クリックメニュー「節点移動の注記を表示 (Node offset notes)」で ON/OFF(既定 ON・GHファイルに保存)
- 寸法・通り芯位置は名目値のまま(初期共有図としての「近似図+注記」方針。折れ通りの厳密な展開図は将来対応)
v5.7.0
- void ベイでスラブ線を分割:非 void 床区画のカバレッジ区間を結合した線分列として描画
- 独立基礎・杭の位置解決を
GetIntersection経由に統一(基礎はOffset_X/Yも反映)
v5.5.0
本コンポーネントは v5.5.0 schema に完全対応 しています:
- v5.5.0 で追加されたフィールド (Justification / Revit_Family_Type / Design_Phase / Slab_On_Beam / Restraint_Code / End_Release_*_Code) は透過的に保持・表示されます
- v5.0.x / v5.2.x / v5.3.x 形式のデータを開いても自動マイグレーション (欠落フィールドは default 補完)
- 詳細な schema 仕様: JSON Schema v5.5.0