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Generate Building Information ​

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概要 ​

テキスト1行から建物全体の BuildingData を自動生成するコンポーネントです。テンプレート名・階数・スパンを指定するだけで、グリッド・レベル・断面カタログ・レイアウト・荷重条件・材料カタログがすべて自動補完されます。外部ファイルなしにプロジェクトをゼロから立ち上げることができます。

  • グループ: 1. Import and Generate
  • ニックネーム: GenBuilding

機能 ​

  • テンプレート(Office / Mansion / Factory / Hospital / School / SRC / W)から構造種別・デフォルト断面・荷重を自動設定
  • 階数と階高を柔軟に指定(全階一律 / 階ごとに個別指定)
  • X/Y 方向のスパン数と寸法を個別指定
  • Structure= オプションで構造種別カタログのみ差し替え(スパン・階高はベーステンプレートを維持)
  • cut: 節による欠き取り生成(L字・セットバック等を Is_Void=true で表現。v5.7.0)
  • 解析の警告メッセージをランタイム警告として出力
  • 生成サマリー(階数・グリッド数・部材数・材料数・cut 適用件数)を Info 端子に出力

入力パラメータ ​

パラメータ名型デフォルト説明
BuildingDefinition (Def)Text—建物定義文字列(下記「使用方法」参照)

出力パラメータ ​

パラメータ名型説明
BuildingData (Data)Generic自動生成された建物データオブジェクト
InfoText生成サマリーと警告メッセージ

使用方法 ​

基本的な使い方 ​

  1. Panel コンポーネントに建物定義文字列を入力し、BuildingDefinition 端子へ接続する。
  2. BuildingData 出力を Data Editor や Build Model へ接続する。
  3. Info 出力で生成内容を確認し、警告がある場合は文字列を確認する。

構文 ​

<テンプレート>, <階数>F[:<h1>:<h2>...], <X>[@<Xmm>] x <Y>[@<Ymm>] [, Key=Value ...] [, cut:... ]

入力例 ​

Office, 5F, 4x3
Mansion, 10F:3000, 3@6000 x 2@8000
Office, 5F:5000:4000:4000:4000:3000, 4@8000 x 3@6000, Structure=SRC
Office, 5F, 4x3, cut:NE 1x1, cut:N 4x1@3F+

オプション一覧 ​

キー値説明
StructureS / RC / SRC / Wカタログのみ差し替え(ジオメトリはベーステンプレート維持)
TopOfBeammm 値梁天端オフセットを上書き
SlabOffsetmm 値スラブ天端オフセットを上書き
Originx,y原点座標を上書き
Unitmetric / imperial単位系

cut: 構文 — 欠き取り生成(v5.7.0) ​

建物定義文字列の末尾に任意個の cut: 節を追加すると、生成と同時に欠き取り(L字・セットバック・多棟状平面)を宣言できます。処理はフル矩形生成 → 対象ベイの void 化の後処理で、レコードは削除されず Is_Void=true が設定されます(整合セット: 床区画 → 両側ベイが欠けた大梁 → 接するベイがすべて欠けた柱、の順に欠く)。

cut:<anchor> <W>x<H>[@<N>F | @<N>F+]
要素意味
<anchor>N / S / E / W / NE / NW / SE / SW。N = +Y 側、E = +X 側。コーナー指定はその隅から W×H ベイ、辺指定はその辺に接して辺方向に中央寄せ(余りが奇数のときは W/S 側に寄せる)
<W>x<H>X 方向ベイ数 × Y 方向ベイ数
@<N>Fその階のみ欠く
@<N>F+その階以上すべて欠く
(省略)全階

例 ​

Office, 5F, 4x3, cut:NE 1x1              … L字(北東の隅 1×1 ベイを全階欠く)
Office, 5F, 4x3, cut:N 4x1@3F+           … セットバック(北辺 4×1 ベイを 3F 以上すべてで欠く)
Office, 5F, 4x3, cut:NE 1x1, cut:SW 1x1  … cut 節は複数可(それぞれ独立に適用)
  • 大文字・小文字は区別しません。
  • グリッド範囲を超える cut 指定はエラーにならず、その節のみ無視して Remark(注記)を表示します(生成は中断しない)。
  • 適用結果は Info の Cuts 行(節数と Is_Void 化されたレコード数)で確認できます。

関連コンポーネント ​

  • Data Editor — 生成後のデータを手動編集する
  • Layout Editor — ベイ単位の欠き取りトグルなど配置を調整する
  • Grids Editor — グリッドを個別調整する
  • Levels Editor — 階高を個別調整する
  • Catalog Editor — 断面カタログを編集する
  • Build Model — 生成データから 3D モデルを作成する
  • AI Building Generator (I06) — Mode=1 (RuleOnly) で本コンポーネントと同等のルールベース生成を API キー無しで実行可能
  • Excel Import — ファイルからデータを読み込む場合

注意事項 ​

  • テンプレート名は大文字・小文字を区別しない(office / Office どちらも有効)。
  • 階高の指定数が階数より少ない場合、最後に指定した値が残りの階に繰り返し適用される。
  • Structure= を指定すると断面カタログ・材料カタログのみが上書きされ、スパン・階高・オフセットはベーステンプレートの値を維持する。
  • 解析できないトークンがあっても例外はスローされず、警告とデフォルト値で補完される。
  • 生成後のレイアウトは規則的配置(全交点に柱、全スパンに大梁)のため、実設計では Layout Editor で不要部材を削除・調整すること。
  • cut: で欠いた部材はレコードとして残る(Is_Void=true)。差分・承認・監査の互換性のため削除はしない。

トラブルシューティング ​

Q: 入力しても BuildingData が出力されない ​

A: 文字列のカンマ区切りや階数トークン(5F など)の書式を確認してください。Info 出力に警告が出ている場合はその内容を参照してください。

Q: Structure=SRC を指定したのに断面が変わらない ​

A: 元のテンプレート名とは異なる構造種別を指定する必要があります(例:Office ベースに Structure=SRC)。同じ構造種別を指定した場合は変化なしに見えますが正常動作です。

Q: 階高が思い通りにならない ​

A: コロン区切りで階高を明示指定してください(例:5F:4000:4000:3600:3600:3600)。指定数が階数より少ない場合は最後の値が繰り返されます。

Q: cut: を指定したのに形状が変わらない ​

A: Remark メッセージを確認してください。ベイ数がグリッド範囲を超える cut 節は無視されます(例:4x3 の建物に cut:NE 5x1)。また、欠き取りは Is_Void=true の設定であり、3D 表示では該当部材が生成されないことで確認できます。

v5.5.0 アップデート ​

反映項目説明
v5.5.0 schema 全面対応Justification / Revit_Family_Type / Design_Phase / Slab_On_Beam / Restraint_Code / End_Release_*_Code を read / write 両対応
後方互換v5.0.x / v5.2.x / v5.3.x データを自動マイグレーション (欠落フィールドは default 補完)
テンプレートExcel テンプレ MakeBuildingPro_Template_Metric_v5.5.0.xlsx (同梱、Embedded リソース) を Excel Import 時に参照
ラウンドトリップ.mbp.json ↔ .xlsx ↔ CSV フォルダ形式 で無損失ラウンドトリップ可。Notes / CustomProperties も保持

詳細: JSON Schema v5.5.0

I04 固有: Design_Phase 自動補完 ​

Comp_I04 Generate Building Information は構文ルール [Template], [Stories]F, [X_Spans]x[Y_Spans] から建物を自動生成しますが、v5.5.0 では以下を 自動補完 します:

  • Building_Metadata.Design_Phase = "SchematicDesign" (初期設計段階向け default)
  • Levels[].Slab_On_Beam = false (Mansion / RC テンプレでは適宜 true)
  • Layout_*.Justification = "Top" (梁系) / "Center" (ブレース)
  • Catalog_*.Revit_Family_Type = "" (空、ユーザーが後から追加)

これにより、I04 が生成した BuildingData は そのまま v5.5.0 schema として下流に渡せます (V01 Validator も pass)。

更新履歴 ​

  • v5.9.0: 変更なし(Grid_Nodes(交点オフセット)の生成は Grids Editor (D06) / AI Building Generator (I06) 側で対応)
  • v5.7.0: cut: 構文を追加(cut:<N|S|E|W|NE|NW|SE|SW> <W>x<H>[@<N>F|@<N>F+] — L字・セットバックを Is_Void=true の後処理で生成。範囲超過節は Remark で無視)