O01. Generate 3D Grid
概要
BuildingDataからグリッド線の3Dモデルを生成するコンポーネントです。 X軸・Y軸のグリッド線を3D空間に配置し、交点座標も出力します。
- グループ: 4. Structure & Model
- ニックネーム:
Grid3D
機能
- X軸・Y軸グリッド線の3D表示
- グリッド交点の座標出力
- 移動交点(
Grid_Nodes)を含む通りの折れ線出力(v5.9.0) - 単位系の自動変換(Excel単位 → Rhino単位)
- 変換係数の表示
- MBP_Grids レイヤへの Bake(同期)
入力パラメータ
| パラメータ名 | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
| Data | Generic | - | BuildingDataオブジェクト |
| Bake | Boolean | false | Trueに設定するとグリッド線をRhinoドキュメントの MBP_Grids レイヤに Bake(同期) |
出力パラメータ
| パラメータ名 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| Lines | Curve List | 3Dグリッド線 |
| Points | Point List | グリッド交点座標 |
| Info | Text | グリッド情報(単位系・変換係数・本数) |
使用方法
基本的な使い方
- Dataパラメータに BuildingDataオブジェクトを接続
- 自動的にグリッド線と交点が生成される
- Linesをプレビュー、または他のコンポーネントに接続
- (任意)BakeをTrueにすると MBP_Grids レイヤに同期される
グリッド交点の命名規則
交点は以下の形式で命名されます:
{X軸グリッドID}-{Y軸グリッドID}
例:
X1-Y1 (X1とY1の交点)
X2-Y3 (X2とY3の交点)この命名規則は Layout シートの Grid_Intersection カラムで使用されます。
v5.9.0: 移動交点(Grid_Nodes)を含む通りの折れ線出力
Grid_Nodes(交点オフセット)で移動された交点を含む通りは、実交点列を結ぶ折れ線(両端に軸平行の延長尾を付けた連続する線分列)として出力されます。通り芯は「移動後の交点を結ぶ導出物」という概念モデルに対応した描画です。
- 実座標 = 名目グリッド位置 + オフセット(
Offset_X/Offset_Y) - 直線的な「斜め通り」は、交点オフセットがたまたま共線に並んだ結果として表現される
- Points 出力も移動後の実座標で出力される
- 移動交点の無い通り(および
Grid_Nodes未使用のデータ全体)は従来どおり 1 本の直線で、出力は従来版と同一
主な用途
基準線の可視化
- グリッド線を3Dビューポートに表示
- 柱・梁の配置基準の確認
- 移動交点による通りの折れ・斜行の確認(v5.9.0)
座標の確認
- 交点座標の取得
- 他のモデリングコンポーネントへの入力
単位系の確認
- Excel単位とRhino単位の整合性確認
- 変換係数の確認
関連コンポーネント
- S01. Build Model - モデル生成(グリッドベース)
- D02. Debug Reader - グリッドデータの確認
- D06. Grids Editor - グリッド・交点オフセットの編集
- I01. Excel Import - データの読み込み
注意事項
- グリッド線はZ=0平面に生成される
- 交点座標もZ=0で出力される
- レベル情報は考慮されない(平面のみ)
- グリッド数が多い場合(100本以上)、表示が重くなることがある
- 移動交点を含む通りは複数の線分(折れ線)として出力されるため、Lines の本数は通り数より多くなることがある(v5.9.0)
トラブルシューティング
Q: グリッド線が表示されない
A: BuildingDataのGridsシートにデータがあるか確認してください。D02. Debug Readerで確認できます。
Q: スケールがおかしい
A: Global.UnitSystemとRhinoドキュメントの単位が正しいか確認してください。Infoパラメータで変換係数を確認できます。
Q: 交点の座標がずれている
A: Global.Origin_X, Origin_Yの設定を確認してください。グリッド線はこの原点からの相対座標です。また、Grid_Nodes(交点オフセット)が定義されている場合、交点は移動後の実座標で出力されます(v5.9.0)。
Q: グリッド線が折れて表示される
A: その通り上に Grid_Nodes による移動交点があります(v5.9.0 の正常動作)。移動を解除するには Grids Editor の交点移動タブでオフセットを (0, 0) に設定してください。
Q: グリッド線が短すぎる/長すぎる
A: グリッド線の長さは自動計算されます。すべてのグリッド線(X軸・Y軸)が定義されているか確認してください。
v5.5.0 アップデート
本コンポーネントは v5.5.0 schema に完全対応 しています:
- v5.5.0 で追加されたフィールド (Justification / Revit_Family_Type / Design_Phase / Slab_On_Beam / Restraint_Code / End_Release_*_Code) は透過的に保持・表示されます
- v5.0.x / v5.2.x / v5.3.x 形式のデータを開いても自動マイグレーション (欠落フィールドは default 補完)
- 詳細な schema 仕様: JSON Schema v5.5.0
更新履歴
- v5.9.0: 移動交点(
Grid_Nodes)を含む通りを折れ線(実交点列+軸平行の延長尾)で出力。Points 出力も移動後の実座標に対応。未使用データの出力は従来と同一 - v5.7.0: 変更なし