I01. Excel Import
概要
Excel形式(.xlsx)から建物データをインポートするコンポーネントです。 複数のシートに分かれた建物データを読み込み、BuildingDataオブジェクトとして出力します。
- グループ: 1. Import & Generate
- ニックネーム:
Excel Imp
機能
- Excelファイル(.xlsx)からデータを読み込み
- 自動リトライ機能(ファイルロック対策)
- データ検証とエラー報告
- グローバル設定(原点、単位系)の読み込み
Grid_Nodesシート(交点オフセット)の読み込み(v5.9.0)
入力パラメータ
| パラメータ名 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| Path | Text | Excelファイルのパス (.xlsx) |
出力パラメータ
| パラメータ名 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| Data | Generic | BuildingDataオブジェクト(他のコンポーネントで使用) |
| Origin | Point | 原点座標(Global設定のOrigin_X, Origin_Y から生成) |
| Info | Text | 読み込んだデータの情報(要素数など) |
使用方法
基本的な使い方
- Pathパラメータに.xlsxファイルのパスを接続
- コンポーネントが自動的にファイルを読み込む
- Dataを次のコンポーネント(BuildModelなど)に接続
Excelファイルの形式
Excelファイルはシート単位でセクションを構成します(同梱テンプレート MakeBuildingPro_Template_Metric_v5.5.0.xlsx を参照):
基本シート
- Global_Settings - グローバル設定(Origin_X, Origin_Y, UnitSystem。旧名
Globalも読込可) - Grid_Line - グリッド線データ(旧名
Gridsも読込可) - Levels - レベル(階高)データ
- Building_Metadata - 建物メタ情報
カタログシート
- Catalog_Column / Catalog_MainBeam / Catalog_SecondaryBeam / Catalog_Wall / Catalog_Slab / Catalog_Brace / Catalog_Post / Catalog_Material など部材種別ごとに 1 シート
- 基礎・杭・接合・荷重系: Catalog_IsolatedFoundation / Catalog_StripFoundation / Catalog_MatFoundation / Catalog_Pile / Catalog_Connection / Catalog_WallLoad / Catalog_PointLoad / Catalog_LineLoad
レイアウトシート
- Layout_Column - 柱の配置
- Layout_MainBeam - 大梁の配置
- Layout_SecondaryBeam - 小梁の配置
- Layout_TertiaryBeam - 孫梁の配置
- Layout_Wall - 壁の配置
- Layout_Slab - 床スラブの配置
- Layout_CantileverBeam - 片持ち梁の配置
- Layout_CantileverSlab - 片持ちスラブの配置
- Layout_Brace - ブレースの配置
- Layout_Post - 間柱の配置
- 開口・基礎・杭・荷重系の Layout_WallOpening / Layout_SlabOpening / Layout_IsolatedFoundation / Layout_StripFoundation / Layout_MatFoundation / Layout_Pile など
その他
- Structural_Plan - 構造伏図設定
- Load_Setting / Load_Setting_JPN / Load_Setting_INT - 荷重設定
存在しないシートは空として読み込まれます。
任意シート(v5.9.0)
- Grid_Nodes - 交点オフセット(5 列: X_Label / Y_Label / Offset_X / Offset_Y / Notes)。 シートが無い旧ファイルは空リスト(=全交点が名目位置)として読み込まれ、従来どおり動作します
Global設定の例
| パラメータ | 値 | 説明 |
|---|---|---|
| Origin_X | 0.0 | 原点X座標 |
| Origin_Y | 0.0 | 原点Y座標 |
| UnitSystem | metric | 単位系(metric = mm / imperial = inch) |
パフォーマンス
読み込み速度の目安
- 小規模(50要素以下): < 1秒
- 中規模(500要素): 1-3秒
- 大規模(5000要素): 3-10秒
最適化のヒント
- Excelファイルは閉じておく(ロック回避)
- 不要なシートは削除する
- 大量データの場合はCSV/JSON形式を検討
関連コンポーネント
- I02. CSV Import - CSVファイルからのインポート
- I03. JSON Import - JSONファイルからのインポート
- D01. UI Data Editor - データの編集
- S01. Build Model - モデル生成
注意事項
- Excel 2007以降の形式(.xlsx)のみサポート
- 古い形式(.xls)は未対応
- ファイルは必ずローカルドライブに配置(ネットワークドライブは遅い)
- マクロ有効ブック(.xlsm)も読み込み可能だが、マクロは実行されない
トラブルシューティング
Q: "ファイルが開けません"エラーが出る
A: Excelでファイルを開いている場合は閉じてください。また、他のプログラムでファイルを使用していないか確認してください。
Q: データが正しく読み込まれない
A: シート名とカラム名が正しいか確認してください。テンプレートファイルを参照してください。
Q: 単位が合わない
A: Global設定のUnitSystemを確認してください。Rhinoのドキュメント単位と一致させる必要があります。
v5.5.0 アップデート
| 反映項目 | 説明 |
|---|---|
| v5.5.0 schema 全面対応 | Justification / Revit_Family_Type / Design_Phase / Slab_On_Beam / Restraint_Code / End_Release_*_Code を read / write 両対応 |
| 後方互換 | v5.0.x / v5.2.x / v5.3.x データを自動マイグレーション (欠落フィールドは default 補完) |
| テンプレート | Excel テンプレ MakeBuildingPro_Template_Metric_v5.5.0.xlsx (同梱、Embedded リソース) を Excel Import 時に参照 |
| ラウンドトリップ | .mbp.json ↔ .xlsx ↔ CSV フォルダ形式 で無損失ラウンドトリップ可。Notes / CustomProperties も保持 |
更新履歴
- v5.9.0:
Grid_Nodesシート(交点オフセット)の読み込みに対応(シートが無い旧ファイル=空リスト=全交点が名目位置) - v5.7.0: 変更なし(スキーマは 5.5.0 のまま。
Is_Void等の既存フィールドを透過的に読み込み)