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Layout Editor ​

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概要 ​

構造部材の配置(レイアウト)をインタラクティブな 2D 平面図・立面図ビューで編集するコンポーネントです。柱・大梁・小梁・壁・床・ブレース・間柱・片持ち部材の配置をグリッドと階層を指定して視覚的に操作できます。

  • グループ: 2. Edit
  • ニックネーム: LayEd

機能 ​

  • 全レイアウトテーブルを編集(Layout_Column / Layout_MainBeam / Layout_SecondaryBeam / Layout_Wall / Layout_Slab / Layout_Brace / Layout_Post / Layout_CantileverBeam / Layout_CantileverSlab)
  • メニューバー(File / Edit / View / Mode / Tools / Help)とキーボードショートカット(v5.11.0。F1 で一覧表示)
  • Create / Edit の2モードをセグメントトグル・モード色バー・ヒントストリップ・カーソル形状で常時表示(v5.11.0)。モードに応じて [Place] / [Update] [Delete] ボタンが切り替わる
  • 画面右下のボトムバーに Undo / Redo / Apply Changes・未適用変更インジケータ・フィルタチップを常時表示(v5.11.0)
  • フロア・部材種別ごとのフィルタ表示(Ctrl+F のフィルタウィンドウ。有効中はボトムバーにチップ表示)
  • グリッド交点のクリックで部材追加・削除
  • プロパティパネルで Type_ID・オフセット・回転角を編集(微調整項目は「Adjustments…」折りたたみに整理。非デフォルト値があれば自動展開 — v5.11.0)
  • 小梁(SecondaryBeam)専用パネル: 既定5項目+スパン別詳細の表(Span Details)で編集(v5.11.0。下記参照)
  • 梁荷重(Point/Line Load)のプレビュー表示: Plan / Elevation 両ビューに荷重シンボル(点=V字矢印+Load_ID・線=Range 帯の矢印列)を描画し、選択中の荷重の親梁をハイライト(v5.11.0)
  • 基礎・杭を Elevation ビューにも表示: 選択・編集可(マット基礎の新規配置は Plan のみ — v5.11.0)
  • Is_Void フラグで部材を論理削除(データを保持したまま非表示化)
  • ベイ右クリックで Void This Bay / Restore This Bay(Is_Void 一括トグル。v5.7.0。v5.11.0 で英語表記に統一)。void ベイは減光斜線の網掛けで表示
  • Undo / Redo(Ctrl+Z / Ctrl+Y)対応
  • 未適用変更がある状態でウィンドウを閉じようとすると確認ダイアログを表示

入力パラメータ ​

パラメータ名型デフォルト説明
DataBuildingData—編集対象の建物データオブジェクト
OpenBooleanfalsetrue でウィンドウを開き、false で閉じる
FileText""(任意) 編集対象 .mbp.json パス。配線時のみ .gh-editing マーカーを作成して MCP サーバの write を協調ブロックする

出力パラメータ ​

パラメータ名型説明
DataBuildingDataレイアウトが更新された建物データオブジェクト
InfoTextステータスメッセージ

使用方法 ​

基本的な使い方 ​

  1. Data 端子に BuildingData を接続する(カタログが入力済みであること)。
  2. Open 端子に Boolean Toggle を接続し、true にするとウィンドウが開く。
  3. サイドバー上部で モード(Create / Edit) と ビュー(Plan / Elevation) を切り替え、カテゴリ(グループ見出し付きドロップダウン)とフロアを選択する。
  4. Create モードで 2D ビュー上のグリッド交点・ベイをクリックして部材を配置する(大梁・壁・ブレース・布基礎は始点→終点の2クリック。Esc で開始点をキャンセル)。梁荷重(Beam Point/Line Load)と壁開口はサイドバーの Parent(親梁・親壁)を選んで [Place] で配置する(荷重はキャンバス上の梁クリックでも Parent Beam を選択できる。Plan / Elevation 両対応)。
  5. Edit モードで配置済み部材を選択するとサイドバーに値が読み込まれ、[Update] / [Delete] で更新・削除できる。
  6. 画面右下の Apply Changes(Ctrl+S)を押すと Grasshopper に反映される。

配置キー(Grid_Intersection / Area_Code) ​

部材配置キー形式例
Column / PostXi-YjX1-Y1
MainBeam / BraceXi-Yj(始点)+ Xi+1-Yj(終点)X1-Y1 → X2-Y1
SecondaryBeam / SlabXiYj-Xi+1Yj+1(区画コード)X1Y1-X2Y2

キーボードショートカット(v5.11.0) ​

F1(Help > Shortcut List…)で全ショートカットの一覧ウィンドウを前面表示できる。主なもの:

操作キー
Apply Changes(変更を適用)Ctrl+S
Undo / RedoCtrl+Z / Ctrl+Y
Update Multiple(一括更新)Ctrl+U
Create / Edit モード切替Ctrl+1 / Ctrl+2(キャンバス上は 1 / 2)
Plan / Elevation ビューCtrl+P / Ctrl+E
Fit to View(全体表示)Ctrl+0(キャンバス上は F)
Filter… / Clear FilterCtrl+F / Ctrl+Shift+F
Refresh Catalog(カタログ再読込)F5
選択部材の削除(確認あり)Del(キャンバスフォーカス時)
選択解除・2クリック配置のキャンセルEsc(キャンバスフォーカス時)
エディタを閉じるCtrl+W

Del / Esc / 1 / 2 / F はキャンバスフォーカス時のみ有効で、サイドバーのテキスト入力中には発火しない。

小梁(SecondaryBeam)の編集(v5.11.0) ​

小梁パネルは既定では Direction・Division・Type ID (all spans)・Slab Type ID (all)・Is_Void の5項目のみを表示する。

  • Division はステッパーで変更すると内部の表が即座にリサイズされる(旧「Rebuild Fields」ボタンは廃止)。縮小して失われた行の値はセッション内に保持され、再拡大時に復元される
  • Type ID (all spans) / Slab Type ID (all) は共通値。全スパン同一ならその値、スパン間で異なる場合は "(Mixed)" と表示される。共通値を変更すると全スパンへ一括適用され、混在時は上書き確認ダイアログが出る
  • スパンごとの断面違い・オフセット・回転・Justification・スラブ設定は 「Span Details…」 を展開して表(GridView)で編集する。行 = Span 1〜Division+最終行の Trailing スラブ(梁列は編集不可)。展開中はサイドバーが自動で拡幅される
  • 書き込みは従来どおり Division+1 枚規約・Instance_ID 保持(最小差分)で行われる

孫梁(TertiaryBeam)の編集(v5.12.0) ​

孫梁は小梁で分割されたスラブ(ストリップ)をさらに分割する梁で、v5.12.0 から Layout Editor で直接編集できる(従来は View Only で、Data Editor のスラッシュ区切り手入力が必要だった)。

  • 親の選択: サイドバーの Parent Secondary Beam → Parent Span ドロップダウンで配置先ストリップを選ぶ。Parent_Instance_ID(親参照)は自動設定される。伏図プレビューのストリップをクリックしても選択でき、配置先ストリップが青くハイライトされる
  • 配置先はどのストリップでも可: 最終スラブ(Parent_Span_Index = Division+1)にも配置できる(v5.12.0 で制限を撤廃)
  • 編集: 既存孫梁はプレビューのストリップクリックまたは Existing Tertiary ドロップダウンで選択。パネルは小梁と同じ構成(Direction・Division・共通 Type ID / Slab Type ID・Span Details 表・無損失リサイズ・スラブ Division+1 枚規約)で、断面カタログは小梁カタログ(Catalog_SecondaryBeam)を共用する
  • 表示: プレビューには孫梁線と符号、孫梁で分割されたスラブの符号(Division+1 枚)が表示される。孫梁が乗る親スラブのストリップは実床ではないため符号が消え、3D・伏図・数量でも同様に孫梁サブスラブへ置き換わる(二重計上なし)。Is_Void の孫梁は破線+「⌀」接頭辞で表示される

Is_Void フラグ ​

部材を削除せずに非表示にしたい場合は Is_Void = true に設定する。3D モデル・図面には出力されないが、データは残るため後から復元できる。

ベイ一括 void トグル(v5.7.0) ​

伏図(Plan)ビューでベイを右クリックすると Void This Bay / Restore This Bay(v5.11.0 で英語表記に統一)メニューが表示され、そのベイの床面部材の Is_Void を一括トグルできる。L 字形やセットバックなど「テンプレート生成 → 削り込み」ワークフローの標準操作。

  • 対象: ベイを覆う Layout_Slab / Layout_SecondaryBeam と、その小梁を親とする Layout_TertiaryBeam(孫梁)
  • 対象外: 境界部材(大梁・柱・壁)は自動では変更されない
  • 全レコードが void なら「このベイを戻す」(復元)、それ以外は「このベイを欠く」を表示
  • 明示的に void 化されたベイは減光斜線の網掛けで表示され、void 部材は伏図上で減光表示される
  • 複数レコードの変更は 1 回の Undo 単位として記録される
  • 面部材レコードが存在しない「不在」セルではメニューが無効(void レコードの新規作成はしない)

交点移動(Grid_Nodes)との関係(v5.10.0〜) ​

キャンバスの伏図(Plan)ビューは Grid_Nodes による交点移動を反映する(v5.10.0〜)。通り芯は移動交点を結ぶ折れ線で描画され、ベイ・スラブ・マット基礎は実 4 隅の四辺形、片持ちスラブはマイター処理後の形状で表示される。ベイのホバー・クリック判定も移動ベイでは実形状で行われる。断面(Section)ビューは名目位置のまま(将来対応)。交点移動の編集自体は Grids Editor の「交点移動」タブで行うこと。

関連コンポーネント ​

  • Catalog Editor — Layout から参照する Type_ID を管理する
  • Data Editor — レイアウトをスプレッドシート形式で直接編集する
  • Build Model — 編集後のレイアウトで 3D モデルを生成する
  • Generate Building Information — 初期レイアウトを自動生成する

注意事項 ​

  • Type_ID に指定する値はカタログに存在するものでなければならない。存在しない場合 Build Model でエラーになる。
  • Layout_SecondaryBeam のスパン別値を Data Editor や Excel で編集する場合、Type_ID と Slab_Type_ID はスラッシュ区切りで複数指定する(Division 数に合わせること)。Layout Editor では Span Details 表で編集するためこの形式を意識する必要はない(v5.11.0)。
  • Generate Building Information で生成した初期レイアウトは全グリッド交点に部材が配置されるため、不要な部材を Is_Void または削除で整理すること。
  • 梁線荷重の Range_End は Range_Start より大きい値を指定すること。不正な Range(Range_End ≤ Range_Start・負値)は Place / Update 時にブロックされる(v5.11.0)。既存データに不正な Range がある場合は伏図・軸組図の梁始端に赤い警告マークが表示され、Existing ドロップダウンに ⚠ 付きで並ぶので、選択して修正(Update / Delete)する(自動補完はされない)。
  • 変更を適用 を押さないと Grasshopper の再計算は実行されない。

トラブルシューティング ​

Q: カタログに Type_ID を追加したのに Layout Editor のドロップダウンに表示されない ​

A: 変更を適用 してから Layout Editor を一度閉じて再度開いてください。データの更新が反映されます。

Q: 部材を配置したが Build Model で出力されない ​

A: Is_Void が true になっていないか確認してください。また、Type_ID がカタログに存在するか Catalog Editor または Data Viewer で確認してください。

Q: SecondaryBeam の Division を変更したい ​

A: Layout Editor の小梁パネルで Division ステッパーを変更してください(v5.11.0〜。表が自動リサイズされ、既存スパンの値は保持されます)。Data Editor の Layout_SecondaryBeam シートで直接編集する場合は、Type_ID・Slab_Type_ID・Offset_* フィールドのスラッシュ区切り値の個数を合わせてください。

更新履歴 ​

バージョン変更内容
v5.12.0孫梁(TertiaryBeam)編集を追加(View Only 解消 — 残る View Only はスラブ開口のみ): 親小梁+親スパンのドロップダウン選択(Parent_Instance_ID 自動設定)またはプレビューのストリップクリックで配置(配置先の青ハイライト・最終スラブ Division+1 にも配置可)・小梁と相似の Span Details 表。プレビューに孫梁線+符号・孫梁サブスラブ符号を表示し、被覆された親スラブ符号は非表示(3D・数量と一致)。Is_Void 孫梁は破線+⌀ 表示。部材符号を 12pt に拡大し梁線から法線方向へオフセット。Span Details 編集中セルが Update / Place 時に未確定のまま旧値で書き戻される不具合を修正(小梁・孫梁共通)。サイドバー入力コントロールの幅を固定し非展開時の見切れを解消
v5.11.0GUI 刷新: メニューバー(File / Edit / View / Mode / Tools / Help)とキーボードショートカット(F1 で一覧)・右下ボトムバー(Undo / Redo / Apply 常時表示・未適用インジケータ・フィルタチップ)・Create / Edit モードの視覚化(モード色・ヒントストリップ・ボタン入替)・小梁パネルの既定5項目+ Span Details 表化(Rebuild Fields 廃止・"(Mixed)" 共通値・無損失リサイズ)・微調整項目の「Adjustments…」折りたたみ・カテゴリのグループ見出し・UI 英語統一(右クリックは Void This Bay / Restore This Bay)。数量ダッシュボードで Trailing スラブ・Division=0 スラブを計上するよう修正。梁荷重のプレビュー表示(Plan / Elevation・親梁ハイライト)・基礎・杭の Elevation 表示・荷重 Range 検証(不正値の配置ブロック+既存不正データの警告表示)・基礎系の配置スナップを追加。基礎系・壁開口・梁荷重の7系統が Undo 対象外だった不具合(v5.5.0 由来)を修正。編集機能・データ経路は不変(スキーマ 5.9.0 のまま)
v5.10.0伏図(Plan)ビューが交点移動(Grid_Nodes)に追随(折れ線通り芯・実 4 隅のベイ / スラブ / マット基礎表示・マイター片持ちスラブ・移動ベイのホバー / クリック判定の実形状化。断面ビューは名目のまま)。マット基礎ハッチの端部が横長多ベイで扇状に乱れる不具合を修正
v5.9.0注記: キャンバスの 2D 表示は名目位置のまま(Grid_Nodes の交点移動は将来対応)
v5.7.0ベイ右クリック「このベイを欠く / 戻す」(Is_Void 一括トグル)を追加。明示 void ベイの網掛け表示・void 部材の減光表示
v5.5.0下表のフィールド追加に対応
v5.2.xFile 入力(MCP 協調ロック .gh-editing)を追加

v5.5.0 追加フィールドの詳細 ​

追加項目対象タブ説明
Justification (Top / Center / Bottom)Layout_MainBeam / Layout_CantileverBeam / Layout_Brace (top-level)梁・ブレース断面の Z 方向配置基準。default = Top (梁), Center (ブレース)
Spans[].JustificationLayout_SecondaryBeam / Layout_TertiaryBeamSpan 単位で Justification を指定可能
End_Release_Start_Code / End_Release_End_CodeLayout_MainBeam / Layout_SecondaryBeam / Layout_TertiaryBeam / Layout_CantileverBeam6 DOF 部材端解放コード (FFFFFF で全自由、空文字で legacy Joint_* フォールバック)
Restraint_CodeLayout_Column / Layout_Post6 DOF 節点拘束コード (柱基礎側、傾斜地等の特殊地形向け)
3 系統拘束分離 (#142)Layout_Column / Layout_Post(1) 節点拘束 / (2) 基端の部材端解放 / (3) 上端の部材端解放 を独立指定可
  • 既存 v5.0.x データを開くと Justification は default 値 (Top / Center) が自動セット
  • Justification を不正な値にすると Comp_V01 Validator で R5_Justification_Valid エラー
  • 詳細は JSON Schema v5.5.0 を参照