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Data Viewer ​

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概要 ​

BuildingData の内容を読み取り専用で確認し、データの整合性をバリデーションするコンポーネントです。編集機能はなく、確認・デバッグ専用のビューワーです。レイアウトが参照している Type_ID がカタログに存在するかなどの参照整合性チェックが実行されます。

  • グループ: 2. Edit
  • ニックネーム: DatView

機能 ​

  • Members タブ: 配置部材をフロア × カテゴリのツリーで一覧表示し、選択した部材のプロパティを表示
    • カテゴリ: Column / Main Beam / Secondary Beam / Tertiary Beam(v5.12.0) / Wall / Wall Opening(v5.12.0) / Slab / Slab Opening(v5.12.0) / Brace / Post / Cantilever Beam / Cantilever Slab / Isolated・Strip・Mat Foundation / Pile(v5.12.0) / Beam Point・Line Load(v5.12.0) / Grid Node (交点移動)(v5.9.0)
    • v5.12.0 で全レイアウトカテゴリを網羅し、ツリーの表示件数がヘッダーの「Total N members」と一致するようになった
    • フロア・カテゴリ・重要度(Severity)でのフィルタ表示
  • Quantities タブ(数量ダッシュボード): 詳細(フロア × カテゴリ × 材質 × 断面)/ フロア × 材質別集計 / 全体集計の 3 表と CSV エクスポート
  • 参照整合性バリデーション(レイアウトが参照する Type_ID がカタログに存在するか等)と Comp_V01 と同一ルールの v5 スキーマ検証
  • エラー・警告の件数表示と Issues... ボタンによる問題一覧ウィンドウ
  • 読み取り専用(データ変更不可)

入力パラメータ ​

パラメータ名型デフォルト説明
DataBuildingData—確認対象の建物データオブジェクト
OpenBooleanfalsetrue でウィンドウを開き、false で閉じる

出力パラメータ ​

パラメータ名型説明
InfoTextステータスメッセージ

使用方法 ​

基本的な使い方 ​

  1. Data 端子に BuildingData を接続する。
  2. Open 端子に Boolean Toggle を接続し、true にするとウィンドウが開く。
  3. Members タブでツリーを展開しながら部材の内容を確認する。
  4. ヘッダーのエラー・警告表示と Issues... で検証結果を確認する。
  5. 問題があれば編集コンポーネント(Data Editor や各専用エディタ)に切り替えて修正する。

Grid Node (交点移動) カテゴリ(v5.9.0) ​

Grid_Nodes(交点オフセット)は全階共通のデータであるため、Members タブでは (No Floor) 節に GridNode / X2-Y3 (+150, -200) の形式で表示されます。カテゴリフィルタで「Grid Node (交点移動)」を選択すると絞り込めます。

確認できる主なバリデーション項目 ​

チェック内容説明
参照 Type_ID の存在確認Layout が参照する Type_ID がカタログに存在するか
Load_ID 参照の整合性Slab カタログの Load_ID が Load_Settings に存在するか
グリッド交点の有効性Layout の Grid_Intersection がグリッド定義に存在するか
フロア名の有効性Layout の Floor がレベル定義に存在するか
交点移動の妥当性(v5.9.0)Grid_Nodes の V-N 群(順序保存・dangling ラベル・ベイ凸性等)と移動区画の品質 V-Q 群(v5.10.0。Comp_V01 と同一ルール)

数量ダッシュボード(Quantities タブ) ​

サブタブ内容
詳細Floor / Category / Material / Section / Count / Length [m] / Area [m²] / Volume [m³] / Weight [t]
材質別集計フロア × 材質ごとの Total Volume [m³] / Total Weight [t]
全体集計材質ごとの合計

Export CSV... ボタンで数量表を CSV 出力できます。

数量計上の要点:

  • 線状部材の長さは移動後の実長(v5.9.0): 大梁・壁・ブレース・片持ち梁の長さは、Grid_Nodes による交点移動を合成した実座標間の距離で計上される(交点移動未使用のデータでは従来と同一)。
  • 小梁の計上長は totalSpan / Division 方式(v5.7.0 確定仕様): 小梁 1 本あたりの長さは方向辺の全長を Division で割った値で計上する。
  • 移動区画(面系)は実長・実面積で計上(v5.10.0): 交点移動を含む区画では、小梁は当該小梁の実線分長を Division で割った値、スラブは実 4 隅の四辺形(分割スラブはストリップ)の面積で計上される。未移動の区画は従来と同一。
  • 孫梁も計上(v5.12.0): 小梁と同じ規約(未移動 = 名目長 ÷ Division、移動区画 = 実線分長 ÷ Division)。孫梁のスラブは Trailing 含む Division+1 枚を計上する。
  • 被覆スキップ(v5.12.0): 孫梁が乗る親スラブのストリップは計上除外され、孫梁サブスラブに置き換わる(親+孫の二重計上なし。区画の床面積合計 = 区画の実面積)。
  • 基礎系も計上(v5.12.0): 独立基礎 = 箱体積、布基礎 = 通り芯間の線 × 断面、べた基礎 = 区画面積 × 厚(移動区画は実 4 隅)、杭 = Arrangement の本数 × 円柱体積。独立基礎などの点部材は個数と体積のみ(長さ・面積欄は空欄)。

関連コンポーネント ​

  • Data Editor — データの編集が必要な場合
  • Catalog Editor — カタログエントリを編集する場合
  • Layout Editor — レイアウト配置を編集する場合
  • Grids Editor — 通り芯・交点移動(Grid_Nodes)を編集する場合
  • Build Model — バリデーション通過後に 3D モデルを生成する

注意事項 ​

  • Data Viewer は読み取り専用です。データを変更することはできません。
  • バリデーションはウィンドウを開いた時点のスナップショットに対して実行されます。上流のデータが変更された場合は Refresh ボタン、またはウィンドウを開き直すと最新のデータで再チェックされます。
  • エラーが表示されていても Grasshopper の計算は継続されることがあります。エラーの内容によっては Build Model 等の下流コンポーネントで問題が顕在化します。

トラブルシューティング ​

Q: ウィンドウを開いてもデータが表示されない ​

A: Data 端子に正しく BuildingData が接続されているか確認してください。上流コンポーネントにエラーがある場合は先にそちらを解決してください。

Q: バリデーションでエラーが出るが Build Model は動作する ​

A: 一部のバリデーションは警告レベルであり、3D モデル生成には影響しない場合があります。ただし、後続の Excel エクスポートや構造計算連携で問題が発生する可能性があるため修正を推奨します。

Q: 上流データを変更したが Viewer の表示が古いまま ​

A: Refresh ボタンを押すか、ウィンドウを閉じてから再度開くと最新データで表示されます。または Open を false → true とトグルしてください。

更新履歴 ​

バージョン変更内容
v5.12.0Members タブが全レイアウトカテゴリを網羅(孫梁・壁 / スラブ開口・基礎 4 種・杭・梁荷重を追加 — ツリー件数が Total N members と一致)。数量ダッシュボードに孫梁(小梁と同規約・移動区画は実長)と基礎系(独立 / 布 / べた / 杭)を計上、孫梁が乗る親スラブストリップは計上除外(二重計上なし)。孤立柱チェック(V-VOID-3)が基礎対応になり、基礎に支持される柱は警告されない
v5.10.0数量ダッシュボードの移動区画(面系)を実長・実面積で計上(小梁 = 実線分長 ÷ Division、スラブ = 実 4 隅の四辺形面積。未移動区画は従来と同一)。バリデーションに V-Q 群(移動区画の品質 lint)・V-MF-1(マット基礎 1 ベイ制約)を追加
v5.9.0カテゴリに「Grid Node (交点移動)」を追加(全階共通のため (No Floor) 節に表示)。数量ダッシュボードの線状部材(大梁・壁・ブレース・片持ち梁)の長さを交点移動後の実長で計上
v5.7.0数量ダッシュボードの小梁計上長を totalSpan / Division 方式として確定
v5.5.0v5.5.0 スキーマ対応(Justification / Revit_Family_Type / Design_Phase / Slab_On_Beam / Restraint_Code / End_Release_*_Code の透過保持・旧版データの自動マイグレーション)