MakeBuilding Pro AI 機能 利用規約
最終更新: 2026-05-29 適用範囲: MakeBuilding Pro v5.5.0 およびそれ以降 対象機能:
- Comp_I06 AI Building Generator (LLM による BuildingData 自動生成)
- Comp_I09 BuildingData Diff & Approval (AI 編集の承認関門)
- 上記を経由するすべての下流コンポーネント (Comp_S01, Comp_E06 等)
- バンドルされた MCP サーバー (Claude Desktop / Cursor / Cline 経由の編集)
1. 重要事項 (Must Read)
⚠️ AI は誤りを犯す可能性があります。設計内容は必ず設計者自身が確認してください。
⚠️ AI can make mistakes. Always verify the design as the responsible designer.
本ソフトウェアの AI 機能は 構造設計の補助 を目的としています。 最終的な設計判断・実施設計への反映・法的責任は、すべて使用者 (構造設計者) に帰属します。
2. 適用される性悪説原則 (Assume Guilty)
MakeBuilding Pro では AI による生成・編集を「信用しない」前提で運用設計されています。
2.1 AI 出力は default で「未承認」状態
Comp_I06で生成された BuildingData は、そのままでは下流に渡らない- 必ず
Comp_I09(Diff & Approval) を経由して per-change で承認 すること
2.2 承認は明示的に
- Diff & Approval Dialog で各変更を個別チェック → Apply
- 一括承認 (
Approve All) は 2 段階確認 (Arm CheckBox + ボタン)
2.3 承認履歴は監査ログとして永続化
.approved.jsonファイルに承認 / 拒否 / セッション時刻 / ユーザー名 が記録される- 後から「いつ何を承認したか」を追跡可能 (設計責任の証跡)
2.4 Cancel も記録
- Dialog を Cancel で閉じても
.approved.jsonにstatus="cancelled"で記録 - 「承認フローを通過した上で何も適用していない」ことが証明できる
2.5 AutoApprove は debug/CI 専用
AutoApprove=trueは毎回警告ログ出力 (suppress 不可)- 商用設計フローでの使用は 禁止
3. 責任の所在
| 項目 | 責任 |
|---|---|
| AI が生成した設計内容の妥当性 | 使用者 (構造設計者) |
| 構造計算 / 安全性検証 | 使用者 |
| 関連法規・基準への適合 | 使用者 |
| 実施設計への反映判断 | 使用者 |
| AI モデルの誤動作・hallucination | AI 提供者 (Anthropic / OpenAI / Google 等) の利用規約に準拠 |
| MakeBuilding Pro プラグイン本体の不具合 | 本ソフトウェアの EULA に準拠 |
→ AI 提供者・MakeBuilding Pro 提供者は、AI 出力に基づく設計判断の結果について一切の責任を負いません。
4. 推奨される使い方
4.1 ワークフロー
1. AI 生成 : Comp_I06 でプロンプト入力 → 仮 BuildingData
2. Diff 比較 : 既存 Original と比較 (Comp_I09 の入力)
3. 個別承認 : Diff Dialog で per-change チェック (危険な変更は必ず Reject)
4. 監査記録 : .approved.json 自動保存
5. 下流処理 : Comp_S01 (BuildModel) → STB Export 等
6. 設計者検証 : 出力された 3D モデル / STB を別ツールで再確認
7. 実施設計反映 : 設計者の最終判断で適用4.2 やってはいけない (Anti-pattern)
| ✗ NG | ✓ 推奨 |
|---|---|
AI 出力をそのまま Comp_S01 に渡して BIM / IFC 化 | 必ず Comp_I09 を経由 |
AutoApprove=true を常時設定 | debug / CI 限定。商用設計では使用禁止 |
| AI 出力の構造計算結果を鵜呑み | 別ツール (SS7 / SEIN / SNAP / Midas 等) で再検証 |
.approved.json を git に commit しない | 必ず保存・追跡 (設計責任の証跡) |
| AI 警告 warning を runtime message から除去 | warning は意図的に suppress 不可設計 |
5. 警告メッセージの読み方
5.1 Direct AI Warning (AI 直接コンポーネント)
[AI Direct] AI は誤りを犯す可能性があります。設計内容は必ず設計者自身が確認してください。
/ AI can make mistakes. Always verify the design as the responsible designer.→ 表示元: Comp_I06, Comp_I09 → 意味: 該当コンポーネント自体が AI を直接呼び出している / AI 編集の関門
5.2 Downstream AI Warning (AI 編集データを扱う下流)
[AI Downstream] 上流に AI 編集系コンポーネント (Comp_I06 / Comp_I09) が
接続されている可能性があります。AI は誤りを犯す可能性があります。…→ 表示元: Comp_E06 等の Export 系 → 意味: AI 編集後のデータを外部公開する可能性。承認状態を再確認すること
5.3 抑止できません
AddRuntimeMessage(Warning, …)で毎回出力- ユーザー設定での suppress 不可 (意図的な設計)
- 商用 / OSS どちらの利用形態でも同じ動作
6. AI 提供者ごとの留意点
6.1 Anthropic Claude
- データ送信先: Anthropic API (米国)
- 商用利用: Anthropic 利用規約に準拠
- 機密情報の送信前に内部
PromptSanitizerで project metadata を除去
6.2 OpenAI
- データ送信先: OpenAI API
- API キーの保管は MakeBuilding Pro 側
Comp_D10 ApiKeyManagerで AppData 暗号化保存
6.3 Google Gemini
- データ送信先: Google AI Platform 経由
- API キーは v5.5.0 以降、URL クエリではなく専用ヘッダで送信 (漏洩リスク低減)
→ いずれの場合も「生成された設計内容の責任は使用者」という原則は変わりません。
7. MCP サーバー経由の AI 編集
v5.5.0 以降、Claude Desktop / Cursor / Cline などの MCP クライアントから直接 .mbp.json ファイルを読み書きできます。この経路でも以下の原則は変わりません:
- 書込み機能は default 無効 (
MBP_WRITE_ENABLED=false) - 明示的に opt-in した場合のみ AI からの編集を許可
- MCP 経由の編集も最終的には
Comp_I09(Diff & Approval) で承認することを推奨 - 詳細: MCP セットアップガイド
8. 同意とログ
8.1 初回利用時の同意
Comp_I06 初回実行時に Privacy Notice ダイアログが表示されます。
- データ送信内容、コスト見積もり、責任の所在を必読
- 同意フラグは
%APPDATA%\MakeBuildingPro\ai_consent.jsonに保存 - メジャーバージョン更新で再同意が必要
8.2 セッションログ
- AI 生成: コスト記録 + 警告ログを Grasshopper Runtime Message に出力
- AI 編集承認:
.approved.jsonに session 履歴 (timestamp / user / status)
9. 改訂履歴
| バージョン | 日付 | 内容 |
|---|---|---|
| v5.5.0 | 2026-05-29 | 初版公開 — AI Building Generator / Diff & Approval / MCP 経路をカバー |
10. 連絡先 / フィードバック
- 規約に関する質問: メンテナまで直接ご連絡ください
- 関連ドキュメント: EULA / プライバシーポリシー
本規約は MakeBuilding Pro v5.5.0 のリリースと同時に発効します。 使用者は本規約に同意したものとして MakeBuilding Pro の AI 機能を使用するものとします。