S02. Structural Analysis Model
概要
構造解析用の中心線モデルを生成するコンポーネントです。 柱・梁は中心線(Line)、壁・床は中心面(Surface)として出力します。
機能
- 柱の中心線(鉛直線)を生成
- 梁の中心線(水平線)を生成
- 壁の中心面(厚みなし)を生成
- 床の中心面(厚みなし)を生成
- ブレースの中心線を生成
- Rhino ドキュメントへのベイク機能
- Pro版のみ利用可能(Free版は50要素制限)
入力パラメータ
| パラメータ名 | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
| Data | Generic | - | BuildingDataオブジェクト |
| Bake | Boolean | false | Rhinoドキュメントにベイク |
出力パラメータ
| パラメータ名 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| ColumnLines | Line List | 柱の中心線(鉛直) |
| BeamLines | Line List | 梁の中心線(水平) |
| WallSurfaces | Surface List | 壁の中心面 |
| SlabSurfaces | Surface List | 床の中心面 |
| BraceLines | Line List | ブレースの中心線 |
| Info | Text | 生成情報 |
使用方法
基本的な使い方
- Dataパラメータに BuildingDataオブジェクトを接続
- 自動的に中心線モデルが生成される
- 各出力を構造解析ソフトに渡す
モデルの特徴
柱(ColumnLines)
- 形状: 鉛直線(Line)
- 位置: グリッド交点の中心
- オフセット: 無視(グリッド位置のみ使用)
- 高さ: レベルデータから自動計算
梁(BeamLines)
- 形状: 水平線(Line)
- 位置: グリッド線に沿った中心線
- オフセット: 無視
- 種類: 大梁・小梁・片持ち梁すべて含む
壁(WallSurfaces)
- 形状: 平面(Surface、厚みなし)
- 位置: 中央面
- 厚さ: 無視(構造解析では線材または板要素として扱う)
床(SlabSurfaces)
- 形状: 平面(Surface、厚みなし)
- 位置: 中央面
- 厚さ: 無視
ブレース(BraceLines)
- 形状: 対角線(Line)
- 位置: グリッド交点間
- 断面: 線材として扱う
Info出力の例
Pro版
=== Structural Analysis Model Success ===
Excel Unit: mm → Rhino Unit: mm
Conversion Factor: 1.000000
Generated Elements:
- Column Lines: 48
- Beam Lines: 172 (Main: 72, Secondary: 96, Cantilever: 4)
- Wall Surfaces: 24
- Slab Surfaces: 24 (Floor: 20, Cantilever: 4)
- Brace Lines: 8
Total: 276 centerlines/surfacesFree版
FREE VERSION: Structural Analysis Model limited to 50 items per category.
Showing 50 of 120 column centerlines.
Showing 50 of 172 beam centerlines.
Upgrade to Pro for full structural analysis model.ライセンス制限
Free版
- 制限: 各カテゴリ50要素まで
- 制限対象: 柱、梁、壁、床、ブレースすべて
- 用途: 機能確認、小規模プロジェクト
Pro版
- 制限なし: すべての要素を処理
- 用途: 実務での構造解析
構造解析ソフトへのエクスポート
対応ソフトウェア
このコンポーネントの出力は以下の構造解析ソフトウェアに接続できます:
- Karamba3D - Grasshopper内の構造解析プラグイン
- Robot Structural Analysis - Autodeskの構造解析ソフト
- SAP2000 - 汎用構造解析ソフト
- その他: 中心線モデルを受け入れる任意のソフト
Bake機能
断面名称などの情報を付与させています。
使用方法
- Bakeパラメータをtrueに設定
- Rhinoドキュメントにレイヤー分けして保存される
レイヤー構造
MakeBuildingPro_Structural
├── Columns
├── Beams
├── Walls
├── Slabs
└── BracesBuildModelとの違い
| 項目 | BuildModel (S01) | Structural Model (S02) |
|---|---|---|
| 柱 | 3Dボックス | 中心線 |
| 梁 | 3Dボックス | 天端レベル線分 |
| 壁 | 厚みあり | 中心面(厚みなし) |
| 床 | 厚みあり | 天端面(厚みなし) |
| オフセット | 適用 | 無視(グリッド位置のみ) |
| 用途 | 可視化、BIM | 構造解析 |
パフォーマンス
中心線モデルは3Dモデルより遥かに軽量です:
- 小規模: < 0.5秒
- 中規模: 0.5-2秒
- 大規模: 2-5秒
関連コンポーネント
- S01. Build Model - 3Dモデル生成
- S03. Generate Plans - 平面図生成
- I01. Excel Import - データの読み込み
- L01. License Manager - ライセンス管理
注意事項
- オフセット(Offset_X, Offset_Y等)は無視される
- 部材芯ではなく天端レベル線分を取得
- グリッド交点の座標のみ使用
- 断面寸法は出力されない(構造解析ソフト側で設定)
- Free版では制限あり(Pro版推奨)
トラブルシューティング
Q: "Pro版にアップグレードしてください"と表示される
A: このコンポーネントはPro版の機能です。L01. License Managerからライセンスを購入してください。
Q: 中心線の位置がBuildModelとずれている
A: 構造解析モデルはオフセットを無視します。グリッド交点の座標のみ使用します。
Q: 断面寸法が出力されない
A: 線分モデルは位置情報のみです。断面寸法は構造解析ソフト側で設定してください。
Q: 壁や床の厚さがない
A: 構造モデルでは床は天端面、壁は中心面を出力します。厚さは解析ソフト側で設定してください。
Q: Karamba3Dに接続できない
A: Line出力を Karamba3DのLine-to-Beamコンポーネントに接続してください。断面定義は別途設定が必要です。 RhinoにBakeするジオメトリには断面名称などの情報を付与させています。